大尊敬している酒従さんのあたらしい家中華から肉末蒸蛋(豚ひき肉の中華茶碗蒸し)を作ってみた。
酒従さん中華茶碗蒸しはシラスの茶碗蒸し(これもあたらしい家中華で紹介されている)をよく作っている。
初めて作る時はビクビクだった。
だって、有名和食調理人のお料理講座で、茶碗蒸しは美味しいお出汁を味わう料理だと教わったんだもの。
卵を溶いて水!を加えて混ぜるだけでいいの?
お出汁を使わないなら、鶏ガラスープの素くらい入れた方がいいんじゃないのかな?
そもそも蒸すのに使う器の中で卵を溶いちゃうってどうなのよ。お出汁混ぜた卵はザルで濾すんじゃないの?泡を潰すのに竹串でつんつんしたり、チャッカマンの火を気泡に近づけたりしていたんだよ。
それはみんないらないの?
丁寧な和食のためには必要な手間が、新しい家中華では不要になる。
生のひき肉に醤油と紹興酒で下味をつけ。溶き卵に混ぜて蒸すだけで絶品の茶碗蒸しになる。
レシピでは青ネギを散らしていたんだけど、家にあっ香菜をのせた。
食べている途中でラー油を垂らして味変も楽しい。
私が酒従さんを知ったのは十数年前だ。
中国在住で現地の食を紹介されているブログだったと思う。あたらしい家中華に比べると本格的でマニアックな感じだったと記憶している。
時が経ち、帰国され、ご家族を持たれ、Twitter、instagram、noteなどでの発信を楽しく拝見し、あれこれと参考にさせていただいていたら、このたび本を出版された(パチパチ…)
酒従さんおっしゃるところの「一度覚えれば、生涯ちょうほうすること間違いなし!」のレシピが満載だ。